投資の前に出血を止めろ。あなたの貯金を食い潰すワースト5

新NISAの話題が世に溢れ、投資を始めなければと焦る声が聞こえてきます。しかし、投資の利回りを追い求める前に、まず目を向けるべきは家計の「出血」を止めることです。

資産運用による不確実な数パーセントの利回りを狙うよりも、無駄な支出を削ることの方が、はるかに確実で高利回りのリターンをもたらします。

もし月1万円の漏れを放置すれば、10年で120万円もの資産が失われます。これは、私の愛車である日産ステージア260RSの頭金が消えてしまうのと同義です。

FPとしての経験と心理学の知見から、今すぐ見直すべき5つの致命的な習慣を解説します。

サブスクリプションという名の吸血鬼

使っていない動画配信サービスや、二重に契約した音楽アプリ。これら幽霊契約は、年間5万円以上の貯蓄を静かに蝕んでいます。

これらに対処するには、ゼロベース思考が必要です。基準はシンプルに、この1ヶ月に1回でも開いたか。使用頻度が低く、他のサービスで代替できるものは、即座に解約を徹底してください。

サンクコストに縛られた通信費

長年使い続けてきたという愛着や、手続きの煩わしさが、合理的な判断を鈍らせています。大手キャリアから格安SIMへの乗り換えを躊躇することは、年間で数万円の機会損失を生み出し続けています。

過去に支払ってきた料金や時間は戻りません。サンクコストを無視し、乗り換えによって未来のキャッシュフローが月いくら浮くか、という数字のみを基準に意思決定を行ってください。

保障と貯蓄を混同する誤解の保険

安心だからという理由で加入した貯蓄型保険は、高い手数料と低リターン、そして長期の資金拘束というリスクを孕んでいます。

保険の本質は万が一の保障です。保障は掛け捨てで最小限に留め、投資は投資商品で運用する。この境界線を明確に引くことが、家計の健全化への近道です。

ストレスによるコンビニ依存の構造

疲れたからという自分への言い訳が、支出を増大させる引き金になります。毎日コンビニでコーヒーや軽食を買えば、年間で36万円もの支出になります。

これを根性で防ぐのは困難です。週末にまとめ買いをしておくなど、平日に店に立ち寄る決断の回数を減らす仕組み化を導入してください。支出は、意思の力ではなく構造で抑制するものです。

お得という心理トラップ

限定やポイント還元という言葉は、私たちの冷静な判断を奪う心理的バイアスとして機能します。

不要なものを安く買うことは、節約ではなく単なる浪費です。購入前に72時間待つというルールを課し、意思決定ツリーを活用して本当に今それが必要かを自問してください。

確実な利回りを手にするために

ゼロベース思考で無駄を削ることは、100パーセント確実な利回りです。

未来を予測してみてください。ここで挙げた5つの出血を止めることで、10年後の資産状況は劇的に変わります。あなたは必ず、資産を増やす側の人になれます。

今この瞬間から、最初の一歩を踏み出しますか。

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